どんな選手が伸びないか

 

伸びない選手に特徴がある。

代表的な3つを紹介しよう。

 

①停滞期に我慢する事ができず、止めてしまう。

②練習内容に変化がない。

③「練習をこなす」ことに満足を得る。

 

①停滞期に我慢する事ができず、止めてしまう

 

自分の成長を大きく感じれる時ほど楽しい時はない。

新しいスポーツを始めたばかりのころは、まさしくそうである。

 

しかし、練習に慣れてきた頃には、

自分自身の成長が始めほど感じられなくなったのではないだろうか?

いわゆる一般に「停滞期」という、身体が慣れてくる期間に入る。

 

前提に「科学的に組まれたメニューである」のであれば、

一見したら「伸び悩んでいる」時期に

メニューを変更してしまうことはもったいない。

外から見て大きな変化はなくとも、

身体の中では変化が起きているのだ。

むしろ、

「伸び悩んでいる」時期は必要であると

声をあげて言いたい。

 

目に見える結果がすぐに出ない時、

その練習を止めてしまう、

もしくはイヤイヤやる選手がほとんどである。

 

②練習内容に変化がない

 

先ほど、

目に見える大きな変化がなくとも

止めないことを話したが、

その前提にあるのは、

「科学的に組まれたメニューである」ということだ。

 

同じメニューと同じ負荷で、

「続けていれば、成長できるんだ、続けなきゃ」と、

何年続けても、期待する効果は得られない。

 

その選手に見合った練習メニューを用意し、

適切な負荷を与えることで、

成長できるのだ。

 

③「練習をこなす」ことに満足を得る

 

多くの選手が、陥ることがある。

 

「練習をこなす」ことが、

「練習のゴール」になっていることだ。

 

そもそも練習とは、

目標を達成するために行う「準備」のことである。

選手に見合ったメニューかつ適切な負荷であることが、

練習の大切な点であることは先ほど述べた通りだ。

 

「適切な負荷」で選手が行えたかどうかが

練習メニューを与える際に最も難しいことの一つである。

 

それはなぜか?

 

答えは明白だ。

選手が手を抜けば、

「負荷」が簡単に変わってしまうからだ。

 

反対に、

頑張らなくていいところで、

頑張りすぎる選手すら居る。

 

「練習をこなす」すなわち、

メニューをやりきることだけに焦点を当ててしまうと、

確かに手を抜いて練習しても

「練習をこなした」ことになってしまうのである。

 

1対1で練習を見てくれるのであれば、

適切な指示が飛び、

「手を抜くな」とでも言われるであろう。

しかし、

パーソナルでコーチをつける選手は少ない。

 

適切なメニュー、適切な負荷で練習を行うことが、

目標を達成するための「準備」である。

 

意図しない方法で練習を行うと、

目的の効果が得られず、

それゆえ目標を達成できず選手が泣くか、

目的の効果を得るために、

更なる練習が課されることとなる。

 

【ポイント】

そもそも練習を何故するのか考え理解しよう。