仕事と作業の違い
社会人のみなさん、違いについて考えた事がありますか??
自分が「仕事」と「作業」どちらに労働時間の多くを費やせて居ますか??
①「仕事」と「作業」の違い。
②会社を見渡すと・・・。
③私自身。
①「仕事」と「作業」の違い
「仕事」と「作業」の違いを私は頭を使うか使わないかだと考えています。
「仕事」・・・頭を使う
「作業」・・・頭を使わない
「仕事」は売り上げを伸ばすためにどうしたら良いか考えます。判断するための判断材料を自ら動いたりデータをもらったりかき集めて決断していきます。(決断する権限を持っている社員かどうかは話が逸れるので置いておきます。)一見バイトと同じ作業を社員がしていても、ただ単に同じ作業しているのではなく作業の効率化を考えていたり現場の空気を感じて作業後に問題点をリストアップしているのかもしれません。バイトと同じ空間にいる社員の行動だけでは、社員が仕事をしているのか作業をしているのか判断するのは難しいでしょう。
一方で「作業」はどうかというと、「決められたマニュアルに従ってこなすのみ」というイメージが強く私にはあります。もちろんマニュアルがないバイト業務も多いと思います。「出来上がったプレゼン資料を印刷しホチキスで留める」このプレゼン資料を1部作るために100万払いたいと思う人はほとんどいないでしょう。
1部できるまでの流れをおさらいしてみましょう。
1)プリンターの前もしくはデスク上で「印刷スタート!」として印刷する。
2)印刷し終わった資料を受け取る。
3)資料の端を揃える。
4)ホチキス留めをする。
プリンターの機種が良ければ、1)と2)だけで終わることもあります。ホチキス留めを縦にするか横にするかを設定して印刷するだけ。この一連の作業で頭を使うとしたら、ホチキス留めを縦にするか横にするか選択したり、最適な用紙サイズを選択したり、両面印刷を長編綴じ短編綴じを選択したり・・・極限られた内容でしょう。人でなくても、ほとんどを機械が行ってくれる作業なので100万払う人がほとんどいないという訳です。
②会社を見渡すと・・・
会社を見渡した時に、「仕事」と「作業」どちらをしている人が多いでしょうか?業績が思うように伸びていないむしろ下降気味なのに忙しすぎて残業続きの会社・・・。本当に「仕事」してますか??「仕事」をしていると思っていたのに、よくよく考えると「作業」に多くの時間を費やされているという事はありませんか??もちろん時期によって「仕事」をしているのに超忙しい時期もあるでしょう。1年中忙しすぎて残業続きなら1度考える必要があると思います。そもそも無駄な作業はないか?習慣化されているが無くせる作業や仕事はないか?
見方を変えると新入社員でもない限り「仕事」ではなく「作業」をしている正社員はリストラ対象になる可能性が高いです。「作業」をいくら積み重ねても「実績」と言える事はわずかでしょう。下手したら実績とも呼べないかもしれません。自身の成長も「作業」では得られづらいです。もちろん、安月給でいい、言われた事を黙ってこなすのが楽だ、リストラされても構わないのであれば、正社員として「作業」に時間の多くを費やし楽をする生き方もありです。どんな人生を歩むかは各人の自由です。
③私自身
過去に、いろんな世代の平均月給よりも多く頂いていたバイトもありました。実働時間に換算すると3000円を超えているバイトを学生時代にしていたこともあります。バイトというと900〜1500円くらいのイメージではないでしょうか?1500円ですら高いと感じる人もいるかもしれません。高い時給だった時を思い返すと、バイトという肩書きでありながら「仕事」の面もありました。バイトの時給が下がれば下がるほど、「作業」量が増えて行くのをある職場では目の前で見る事が出来ました。学生時代は、頭を使わなくても「作業以外の価値」があればバイトであっても時給は高くなることも体感しました。色んなバイトを通じて、どんな作業はいくらくらいの相場で、色んな業界の流れを自分の目で観れる、いわゆる社会科見学をできたのは貴重な経験です。
現在の私はどうなのか振り返ります。現在は、バイトと個人事業主としての仕事両方あります。なぜバイトをしているのか?以前も書きましたが、まだ個人事業主として家族を養えるほど稼げていないからという「生活のため」とWeb業界で働いてスクールで習った事を「実戦で使ったり」業界について身を置き「直接肌で感じたい」というのがあります。なので、バイトとしての時給です。「生活」できて「作業」がしたい。言い換えると、バイト以外で「生活」できて、私が到達したいレベルの「作業」ができるようになって業界について知りたい事が知れれば在籍する理由はなくなります。
「仕事」は、とことん個人事業主です。頭を使います。個人事業主で駆け出しでお金もないので、「作業」をする時間もたくさんあります。遊んでいても、ふと仕事のアイディアが思いつけば仕事について考えたり整理し始めます。開業届けを出して4ヶ月ほど経って、遊びも個人事業の仕事につながるし、読書もつながる、人との会話もつながる、日常・非日常のほとんどが個人事業に繋がっていると感じれるようになってきました。言い方を変えると、日々の生活が「私」という人をつくり、「私」という人がやりたい事・できる事を仕事を通じて必要としている人に届ける事ができると考えるようになりました。遊ぶ事も、個人事業の仕事をする時も楽しいです。大変なことや不安に押しつぶされそうな時もありますが、それでも根底に楽しさがあるので、遊びと仕事の垣根がなくなってきているのだと思います。
早くバイトで得られる事を得て、個人事業の仕事を通じて好きな事・楽しい事をもっとしていきたい。毎日やれることを、愚直にやるだけだと思う毎日です。