今年も残すところ、あと2ヶ月を切りました。今の時期は私にとって、今年の反省と来年に向けての改善を考える時期です。

 

アスリートを見ていて、科学的根拠はないですが、振り返り(反省)をしたり・今後に向けての対策を考えている選手が結果を残せているように感じます。大事なことをやりっぱなしにしない。ただ練習するだけで満足しないということです。

 

 考えたことを紙に書く選手も居れば、頭で考えて終わる選手、話してアウトプットしてくる選手もいます。反省する仕方は選手それぞれです。

 

ということで、私も今年を振り返って自分と向き合ってみました。今年生活習慣を変えて良かったことを「物」「仕事」「生き方」この3つのカテゴリーに分けて7つご紹介します。




【物】洋服のパターンを決めた

 

今年は洋服のパターンを決めて、選ぶ時間を圧倒的に少なくしました!パターンを決めてしまうと、悩む時間もなくなって”決断する意志力”を無駄に使われずに済む感覚があります。

 

まず着る洋服の数を減らします。次に「仕事」「ラフ(日常)」「私服」「フォーマル」でタイプ分けをします。「仕事」と「フォーマル」は、種類が元々ないので現状維持。問題は「ラフ(日常)」と「私服」です。

 

「ラフ(日常)」は、特におしゃれをしてでかける用事もなく、レストランやそれなりのホテルに行く必要がない時に着ている洋服のことを指します。「ラフ(日常)」の洋服を着る機会が結果的に一番多かったです。

 

 では、どうしたか?同じTシャツを複数もち、長袖も同じ形の色違いを持ちました。悩む必要がありません。洗濯してある洋服に手を伸ばし着るだけ。周りからいつも同じものを着ていると思われても、気にしないことにしました!実際、細かく見てくる人は少ないですから。

 

「私服」は、どうしたか?季節ごとに3パターンを着まわしました!「私服」を着る機会が物凄く少なかったので、3パターンもあれば十分です。1~2ヶ月の間に1つのパターンを数回から10回も着ていません。

 

選択肢が減ると悩む時間がなくなり、朝の大切な時間と労力を大切なことに注ぎ込めます。パターンを決めることはオススメです。

 

【物】消耗品以外、物を厳選する

 

去年にも増して、短期的な消耗品以外買った物が減りました。消耗品でない物を”カワイイ”から”素敵”だからと買っていくと家の中がゴミ化します。その点、消耗品は使えばなくなるので気になった物を気兼ねなく買って試してみました。

 

長期にわたって使うもので買った多くはトレッキング用品です。アンナプルナベースキャンプ(ヒマラヤトレッキング)の準備として購入することが多かったです。

 

 トレッキング用品は、1つ1つの値段が高いです。上に羽織るダウンジャケットの様な服は1つ3万前後しました。高価です。高いがゆえ、本当に欲しいかを考えてから買うので、物が一気に増える心配はありません。

 

【仕事】SNS/メールのチェック時間を決めた

 

チェック時間を決めて、通知設定をオフにしたことは精神的ストレスが急激に減少しました!!

 

 こまめにチェックして返信することで、仕事が進むスピードは上がります。しかし、即座に返信する必要がある内容の連絡はSNSとメールに関してほとんどありませんでした。急用の場合、メール+電話がかかってくるからです。

 

午前中は基本的に個人事業の仕事を黙々と1人で進める時間です。外との連絡を取る必要がありません。ひと段落して集中力が切れた時や午後になって初めて”こなさなければならない仕事”のメールチェックを開始します。

 

”こなさなければならない仕事”に朝一から貴重なパワーを注ぐのではなく、”大切な仕事”に大事なパワーを注ぐことで仕事の進み具合がスピードアップしました!

 

【仕事】休む日を作る

 

うまく仕事が回っていない時期は、特に焦りから仕事をし続ける傾向がありました。手を動かし続ける時もあれば、考え続ける時もあります。ひたすら仕事をし続けていると、疲れました!上手にリラックスできずに睡眠の質が落ちました。

 

休む日を前もって作ることと、仕事以外のことをする時間を作ることで少しずつリラックスできるようになってきました。

 

【仕事】フルタイムで働かない

 

生きていくために必要なお金を稼ぐためにフルタイムで働いていたのを卒業しました!!

 

 今年の頭には、週5回7時間勤務をして、さらに週2回実働3時間の仕事をして、そして未来につなげるための個人事業の活動を行っていました。死なない程度のお金は入ってきましたが、正直体力的にきつかったです。

 

未来につなげるための個人事業を行う時間が、物凄く短く、もちろん進行度合いも超スローペースです。ゆったりとリラックスした中でクリエイティブに考える機会もほとんどありませんでした。

 

 時間がないからひたすら手を動かして、”とりあえず進めるぞ!!”みたいな「根性」で物事を進めていたように感じます。

 

開業届けを出してから給与を得る「労働者としての活動」と「個人事業主としての活動」をどのように変化させながら生活をしてきたかについて、以前記事にまとめましたので、こちらをご覧ください。

 

フルタイムで働かず、個人事業主として大きな利益の変化がないと、もちろん手元に入ってくる収入が減ります。現実減りました。

 

手元にあるお金が一時的に減った代わりに得られたことは”クリエイティブに物事を考える時間”です。”クリエイティブに”という所がポイントです。”考える”こと自体はいつでもできます。疲れてる時でもできます。

 

「時間に余裕があるとき」と「時間がないとき」で、考えることについて違いはあるのか?もちろん、あります。

 

違いは大きく分けて2つです。1つは、「前向き度」。2つめは、「点と点がつながる発想」。この2つです。

 

1つめの「前向き度」は、疲れているとネガティブな考えを持ちやすいです。特に【疲れた・夜】に考え事をすると暗くなります。【疲れていない・朝】に考えごとをすると、前向きに物事を捉えやすくなる傾向がありました。1日の午前中という時間を”大切な仕事”に充てる理由も、ここにあります。

 

2つめの「点と点がつながる発想」は、今まで考えていたことが点として日々蓄積されていきます。それがある日「点」と「点」が繋がって線になる瞬間があります。”あ~、こうすればいいのね!!”と閃いた・納得した瞬間です。

 

 フルタイムで仕事をしていた時は、「点」は蓄積されていきます。疲れながらも、色々考えてはいるんです。なのに、閃かない。今となっては、点と点をつなげる作業の方が私にとってはパワーと時間を使います。その時間をそもそも確保していなかったことが原因だと考えています。

 

【生き方】嫌われる勇気をもつ

 

労働者として、”一生懸命会社のために言いなりになって働く人を評価します”みたいな文化がある会社がありました。1つの限られた範囲の中で通用する”常識”です。

 

”言いなり”になって働いたら、サービス残業という名の時間とパワーを搾取され続け、自分の”大切なことをする時間”がさらに減ります。嫌なことは嫌、できないことはできない、はっきり言えるようになって時間と精神的に少しは楽になりました。

 

【生き方】自分のスケジュールを優先させる

 

今年はできる限り私自身の休みを前もってスケジュールに組み込みました。長期・短期の両方です。前もって休みを確保できていると精神的に安定しました。”いつまで頑張れば休める!!”小さな目標も持てる感覚です。

 

さらに1週間単位・1ヶ月単位での仕事の進め方・プライペート時間の過ごし方を考えました。今年初めての試みなので、予定通りにいかないことの方が多かったです。計画を立ててみては改善。やってみては、改善の繰り返しです。

 

自分自身で締め切りを作ってプレッシャーをかけることで集中できたり、漠然と過ごす時間が減りました。

 

自分のスケジュールを先に決めてしまえば、他者の予定を優先させる機会も減りました。自分自身のスケジュールは私にとって大切な予定であり、譲れない時間の一つです。言い換えると、「自分の人生を大切にすることができるようになってきた」です。

 

まとめ

 

【物】では、「洋服のパターンを決めた」「消耗品以外、物を厳選する」【仕事】では、「SNS/メールのチェック時間を決めた」「休む日を作る」「フルタイムで働かない」【生き方】では、「嫌われる勇気をもつ」「自分のスケジュールを優先させる」をご紹介しました。

 

全体を通しての気づきは【悩む時間を減らすこと】と【自分の軸をつくること】にチャレンジした年でした。1年で完璧にクリアできたか?と聞かれればNOです。これからも、試しては改善しての繰り返しの作業です。