忙しい時こそ、振り返る

 

仕事量は一年中同じであることは、ほぼない。

気持ちに余裕をもって行える量の時もあれば、

ねこの手も借りたい位に仕事量が多い時もある。

 

では、忙しい時にどうやって時間を生み出すかをみていこう。

 

①そもそも、その仕事は自分がする必要があるかどうかを疑ってみる。

②やらなくて良いものがあるかどうかを考える。

③仕事が落ち着いた時、改めて振り返りやらなくても良かったものを見つける。

 

①そもそも、その仕事は自分がする必要があるかどうかを疑ってみる

 

仕事というか人それぞれだが、

主婦業の家事を例にとってみよう。

 

家事は様々ある。

 

・掃除

・洗濯

・料理

 

これらは、男女・年齢に関係なく

すぐ挙げられるのではないだろうか?

 

もう少し具体的に「掃除」について挙げてみる。

 

・玄関掃除

・リビング掃除

・風呂掃除

・台所掃除

・トイレ掃除

・家電の掃除

などなど、細かくしていけば、

キリがないほどに挙げられる。

言い換えれば、こだわれば終わりがない。

 

これらを毎日行うとなると、

共働きをしている人たちは

全てこなすことは不可能である。

 

実際は、

平日手抜きで週末しっかり掃除する人。

毎日1箇所掃除する人。

いろんなパターンがある。

 

では、次のことを考えたことがある人は何人いるだろうか?

「そもそも、掃除は家族でこなさなければならないのか?」

どうだろう?

「掃除は家族でしなければならない」という前提を疑ってみた。

 

私は、「掃除は家族でしなければならない」とは考えていない。

掃除が自分にとってリフレッシュになるのであれば、

行ったほうが心地よい。

掃除したくない時はしなければ良い。

だからといって、何日も掃除をしないと、

家は汚くなる一方だ。

その解決策として、

「好きな人に代わりに掃除してもらう」

もしくは

「お金を払ってもらう」

この2つがある。

家族の中に掃除好きが居れば、喜んで行ってくれるだろう。

また、お金を払うことで、いやいや掃除することもなくなる。

 

仕事も同じであると考えている。

まずは前提を疑って考え直してみてはどうだろうか。

 

②やらなくて良いものがあるかどうかを考える

 

①に重なる部分はあるが、

自分がやらなくても良いことを忙しい時にこそ

見つけ出すことで、

出来た時間で

仕事の質を高めたり、

仕事を先へ進めることができる。

 

「なんとなく」毎朝コーヒーを淹れて飲んでいる。

「なんとなく」毎日満員電車で通っている。

「なんとなく」1時間ネットサーフィンを続けている。

 

あなたの中に、「なんとなく」で習慣化されていることはありませんか?

習慣化まではされていないが、

実はあなたがやらなくても良いことはありませんか?

 

③仕事が落ち着いた時、良かった点・改善点を見つけよう

 

仕事がひと段落したら、行った仕事に対して振り返る時間を持とう。

 

何が良くて仕事がはかどってたか、上手く行ったのか?

終わってみて、本当に「実は削れた無駄なこと」はなかっただろうか?

 

上手く行ったことは、

次に活かせば成功する可能性が高まるかもしれない。

 

ただし、過去の成功例は、

「その時」に上手く行ったのであって、

「時」がマッチしなければ、

上手くいかず「時代遅れ」になることもある。

この点には注意が必要だ。

 

では、「実は削れた無駄なこと」を見つけられたら、どうするか?

もちろん、次は繰り返さないことだ。

 

この「実は削れた無駄なこと」を見つけることなく日々の業務を続けると、どうなるか。

 

1日にしたら、

たったの5分で済むことかもしれないが、

1ヶ月では100分、

1年では1200分=20時間にもなる。

 

20時間もあれば、小さな新規案件をこなすことができだろう。

 

【ポイント】

忙しい時こそ、振り返る。