短期目標と長期目標どちらをクリアすることを優先したら良いだろうか?
私は両方とると言いたい。
そんなの両方取れたら苦労してないし、聞かないよと思った人も居るのではないだろうか??
ご意見はごもっともである。
①短期目標のみをとった場合。
②長期目標のみをとった場合。
③短期目標・長期目標、両方とった場合。
①短期目標のみをとった場合
短期目標を掲げる時に3パターンの人がいる。
1つは、高すぎる目標を立てる人。
もう1つは、頑張ってみれば手に届きそうな距離の目標を立てる人。
最後に、(あまり努力をしなくても達成できそうな)低い目標を立てる人。
最初の高すぎる目標を立てる人は、毎回目標を達成出来ずに終わる。小さな成功体験をせずに終わるので、自信が中々つかない。途中で挫折をしやすい。
次の頑張ってみれば手に届きそうな距離の目標を立てる人は、目標を達成できたりできなかったりを繰り返す。上手な目標の立て方である。努力をして必ず達成できる訳ではないので、頑張らないと目標は達成できない。目標を達成した時に自信がつく。努力し続けやすタイプである。
最後の低い目標を立てる人は、無難な生き方をする。努力をせずとも目標をクリアできるので、あえて頑張る必要もない。自分の立てた目標に対して挫折することもなく日々を過ごすだろう。
②長期目標のみをとった場合
長期目標のみをとった場合のパターンは2つある。
1つは、淡々と努力をし続けることができ、気が付いたら大きな目標に近づいており結果的に目標を達成できる人。
もう1つは、長期目標だからという理由で、目の前の状況を客観的に直視せず、いざ長期目標達成時期に差し掛かった時に目標との差を初めて知り焦り、達成できる時と達成できない時がある。割と、達成できない時の方が多い。
最初の、淡々と努力をし続けることができる人は、東大に余裕で合格できる人を思い浮かべて欲しい。東大に合格をする人の中で2パターンに分かれる。1つは、合格に向けて必死に努力し合格していく人。もう1つは、東大に合格することが目標の1つだが、入学後もしくはもっと先の将来にやりたいことが決まっており、特に苦労することなく合格する人。後者は、入試直前に入試対策は行うが、血なまこになってまで「受験勉強」はしていない。東大合格は長い長い目標の通過点という見方もできる。
次の長期目標だからという理由で焦らない人。先ほどの東大の例でいけば前者である。中学生の時に東大に入りたいと思っていたが気が付いたら高校3年生になり、まだE判定だと焦り朝から晩まで受験勉強に明け暮れる。その中から合格できる人もいれば、不合格になる人両方いる。
③短期目標・長期目標、両方とった場合
ざっくりとでもいいので、短期目標と長期目標の両方を立ててみよう。
短期目標は、先ほどのように頑張れば手に届きそうな距離の目標。かつ、長期目標をクリアするために必要なステップを踏んでいること。
スポーツの場合だと、短期目標・長期目標ともに目標は立てやすだろう。なぜなら、ビジネスだと技術革新のスピードがとても早く10年後の生活スタイルは想像できそうで出来ない。だが、スポーツは人間の身体が基本である。確かに、ルール変更などは選手個人によるものではないが、毎年全競技が大きく変わるわけではない。人間の身体は10年経っても20年経っても大きく変わることはない。だから、10年という長いスパンであったとしても長期の目標を立てやすい。
スポーツで目標を立てるのであれば、長期目標は自分の本当に叶えたいこと・心の声を素直に。短期目標は、頑張れば手が届く目標を立ててみよう。