「まず「住むところ」を変えろ!」(千田琢哉 Gakken)の感想

 

大前 研一さんの「自分を変革する」3つの方法として以下のことを挙げている。(※1)

 

  • 時間配分を変える
  • 住む場所を変える
  • 付き合う人を変える

 

今月でアルバイト先を退職した。会社を辞めることで、生活リズムが変わり「時間配分」が変わった。そして、会社を辞めることで、平日に会う人たち、すなわち「付き合う人」が変わった。3つの中で、まだ変わっていないのは「住む場所」である。

 

「住む場所を変えよう」数ヶ月前にも考えたが、延期になっていた。晴れて、会社を辞めてから、残り1つの「住む場所」が変わっていないことにムズムズしているところだ。Amazonで本を探している時に、頭の片隅にあった「引っ越し」「住む場所」というキーワードに引っかかり、出版前に予約をして手に入れることができた。

 

心に残った事として3つある。

 

  1. 住む場所と働く場所を一致させる。
  2. 成功する前に新しい場所に住む。
  3. 自分の中にある才能を3つ探して掛け合わせる。

 

この3つである。1つずつ具体的に述べていく。

 

①住む場所と働く場所を一致させる。

 

会社勤めでない人には可能である。住む場所と働く場所を一緒にすることで、移動時間もなくなり、仕事に没頭することができる。会社勤めの人には会社の近くに住むことをオススメしていた。確かに、移動時間がなくなると1〜2時間程度、時間を作り出すことができる。実力や実績がない時期にこそ、レベルアップのために多くの時間を費やせる環境を整えることが大切であると改めて感じた。

 

②成功する前に新しい場所に住む。

 

1につながることだが、一見「成功したから良い(高い)場所に住める」と思いがちだ。月給があと1万増えたら・・・貯金があと100万増えたら・・・引っ越そうと思いがちだが、筆者はそうとは言っていない。むしろ、成功する少し前に引っ越すことを薦めている。独立や転職と似ていて【完璧に準備したあと】では神様は微笑んでくれないのかもしれない。もちろん高い家賃を払うために、「成功」しないと支払いに苦しむ。「成功」の後押しをしてくれるのか、もしくは後がないと切羽詰まらせてくれるきっかけになるのかもしれない。

 

③自分の中にある才能を3つ探して掛け合わせる。

 

私自身も今探している最中である。やはり、たった1つだけで成功するのは難しい。スポーツで見てみても、プロ野球選手だとしてもピッチャーとバッターとキャッチャー全てが1流でプロとして通用する人はほとんどいない。プロ野球選手ですら、「自分の強み」というものを持っている。言い換えれば、「自分の強み」が崩れた時にはプロ野球選手として生き残っていくことは難しい。プロ野球選手の世界ですら「自分の強み」をもつのだ。一般の人も範囲が更に狭まるが「自分の強み」をもつことができる。

今の私の中では強みを「スポーツ科学」「Web/IT」である。もう1つが何なのかは見つかっていない。探し中だ。自分の興味関心を大切にしながら探していくつもりだ。

 

前回いつ引っ越しをしましたか?

 

※1 大前流「自分を変革する」3つの方法「http://president.jp/articles/-/17083」2017年03月29日