ボウリング・フォー・コロンバイン(マイケル・ムーア)

 

またまた見ました。マイケル・ムーア シリーズ!!

以前見たときの記事はこちら。

【リフレッシュ】宇都宮旅行1日目(マイケル・ムーアの世界侵略のススメ)




今回見た映画

 

今回見たのは『ボウリング・フォー・コロンバイン』

 

 

1999年04月20日、アメリカのコロラド州コロンバインで起こった高校生銃乱射事件を題材にしています。銃の所持が認められているアメリカ。世界中で銃所持を許されている国は数多くあるが、アメリカはズバ抜けて銃による殺人事件が多い国。なぜ、アメリカだけが銃による事件が多いのか?他の国とは何が違うのか?問題提起しています。

 

コロンバイン高校生銃乱射事件

 

コロンバイン高校銃乱射事件(コロンバインこうこうじゅうらんしゃじけん)は、アメリカ合衆国コロラド州ジェファーソン郡コロンバイン(Columbine)のジェファーソン郡立コロンバイン高等学校en:Columbine High School)で1999年4月20日に発生した事件。英語名は「コロンバイン高校の虐殺en:Columbine High School massacre)」。

トレンチコート・マフィアと自称する同校の生徒、エリック・ハリス(Eric David Harris)とディラン・クレボルド(Dylan Bennet Klebold)が銃を乱射、12名の生徒と1名の教師を射殺し、両名は自殺した。重軽傷者は24名。アメリカの学校における銃乱射事件としては、犠牲者数において1966年に起きたテキサスタワー乱射事件に次いで大規模なものであった(当時、その後2007年に33人が死亡したバージニア工科大学銃乱射事件が起きた)。

引用-wikipedia

 

日本人でも記憶に残っている人もいるのではないでしょうか??高校生が、高校生に向けて銃を乱射した悲惨な事件。13人の尊い命が奪われました。彼らは捕まることなく、最後に自分たちの銃で自殺をはかりました。犯人がなくなってしまった今、事件を起こした本当の理由は分かりません。人の命を奪うことは許されないことですが、果たして事件を起こした彼らだけが悪者なのでしょうか?この映画を見ていると、そう考えさせられます。

 

マット・ストーン(SOUTH PARK)


この特徴的な絵を見たことがある人は多いだろう。マット・ストーンはトレイ・パーカーと共に「SOUTH PARK」の産みの親である。マット・ストーンは、銃乱射事件のあったコロンバイン高校に通っていた生徒の1人だ。上の動画は、アメリカの歴史をアニメにしている。なぜアメリカの白人は銃を所持し、恐れているのか。それは、今までの過去にある。アメリカ国土を占領する時に銃を使い、奴隷として連れてきた黒人を支配・鎮圧するために銃を使用していた。そして、黒人が平和を願っていたとしても、いつ黒人が白人を狙ってくるか分からない恐怖に刈られ日々怯えながら白人自身の身を守るために銃を所持しているというストーリーである。彼は映画の中でこのように述べている。

 

”今失敗すると 一生負け犬だ”と
エリックもディランもイジメられ
”一生イジメられる”と
誰かが教えてやれば良かった
”高校を卒業すれば・・・”
あと1年? 1年半だった?
”あとは自由になる”と
引用-ボウリング・フォー・コロンバイン

 

現実は逆だ
落ちこぼれが成功し
優等生が故郷に戻って保険の外交員
そういうことは人から教わるものだ
もし彼らも教わっていたら・・・

 

引用-ボウリング・フォー・コロンバイン

人々に恐怖を与え商品を売るアメリカ

 

コロンバイン高校生銃乱射事件が起きてから、学生への指導が厳しくなりました。映画の中ではいくつか紹介されています。

 

  • 爪切りを持って行って10日間停学
  • チキンナゲットを先生に投げつけた1年生が停学
  • 髪を青く染めて1ヶ月停学

 

金属探知機のPRを行うことで、学校の安全を得られるとうたい商品を売る。金属探知機だけでなく、セキュリティーに関するサービスの販売も一気に増えたことでしょう。私は、アメリカのテレビをほとんど見たことがほとんどないので、アメリカのテレビの印象は残っていません。映画内では、殺人事件が20%も減少しているのにも関わらず、ニュース番組での報道は600%増加しているという事例も紹介されていました。それだけ、恐怖を与えて安心を買う商品サービスを提供することがセットになっているのでしょう。日本の朝晩のニュース番組では、事件や汚職事件など暗いニュースばかりが取り上げられています。あたかも日本では暗いことしか起こっていないような錯覚が生まれてしまうため、朝のニュース番組は好きではありません。あり方を考える良いきっかけです。

 

アメリカはなぜ銃による犠牲者が多いのか??

 

映画の中では銃による犠牲者の数も紹介されています。

 

・ドイツ 381人
・フランス 255人
・カナダ 165人
・イギリス 68人
・オーストラリア 65人
・日本 39人
・アメリカ 11127人

 

引用-ボウリング・フォー・コロンバイン

 

具体的な数値を提示されると愕然とします。アメリカよりも銃の所持率も失業率も高いカナダより圧倒的です。「なぜアメリカは銃による被害者が多いのか?」の答えは1つではないでしょう。答えを導きだすことも難題です。現実として、被害者の数を直視し、日本人でも他人事とは思わずに「なぜ??」を考えることで同じ道を辿ることを防げるのかもしれません。

 

もっと詳しく見て知りたい方はこちら

↓↓↓