仕事が夕方で少し早く終わるんだけど、休みが1日しかない。。。でも、高い山に登るのが控えてるから、それなりに高い山へ行きたい。東京から行く2000mを超える山は、八ヶ岳・南アルプス・北アルプス・・・。移動時間を考えると電車での日帰りって難しい。多少お金をかけていいから、宿泊して2000m超える山へ行けないかな??
こう思っていたあなたに朗報です。山梨県の清里だと実現可能です!!
17時半の特急あずさに乗り、21時前に宿に到着して宿泊。朝はのんびりして9時頃標高1900m地点から登山スタート。2356mの扇山に登頂、2000m以上に2時間以上滞在。19時前には新宿に戻ってきました。
清里へ行く目的
あと3週間弱で海外トレッキングへ行きます。高地順応のために、低酸素室利用もしますが、最近雨続きと予定が合わず、山登りをできていませんでした。仕事終わりにさっと電車で行って、2000m以上の場所で歩く事が今回の目的です。
清里を選んだ理由
※上記は車のルートです。
1)都心から近い
新宿から清里へは特急を利用しておよそ3時間弱で着くことができます。電車賃も往復で11,020〜15,140円、特急に乗っても安く行く事ができます。(※2017年08月30日時点)
清里だけではなく、八ヶ岳へ行かれる方は、都心から電車でアクセスが良いことを理由の1つにあげています。
2)標高1900mまで苦労せずに行ける
清里駅はJR駅の中でも標高が高く1274m、日本2位です。さらに、サンメドウズ清里ハイランドパークのリフトを利用すると一気に標高1900mまで上がることができます。すなわち、標高1900mまで登山をせず、お金を払う事で楽して標高をあげる事ができます。
2000m以上の山へ登ると、大抵2000m超えるのに1時間以上かかります。仕事が忙しい時期に1時間必死に登っていると、そこから先がさらにバテバテになります。仕事が忙しくなくても、旅行期間が限られている時にも、一気に標高1900mまで上がれることはメリットでいっぱいです。
※体調不良・睡眠不足の方だと、2000m以上の場所へ一気に行く事で、高山病の症状が出てくる方もいるかもしれません。くれぐれも体調管理には気をつけてください。
3)出発直前に宿を確保できた
清里へ行こうかなと移動日当日に思い、16時に空いている宿をインターネットで検索し、駅から徒歩4分でペットと泊まれる宿 マッキントッシュの部屋を確保することができました。
今回は偶然空いていたので、確実に行きたい方は早めの検索と予約をお願いいたします。
今回のスケジュール
【1日目】
17時30分 :新宿出発(特急あずさ)
20時10分頃:清里駅到着
20時20分頃:マッキントッシュ チェックイン
21時頃 :就寝
【2日目】
6時頃 :起床
6時45分 :マッキントッシュ周辺の散歩
7時30分 :散歩終了
8時 :朝食
8時30分 :タクシーで出発
8時40分 :サンメドウズ清里ハイランドパーク到着
8時45分 :リフト乗車
8時55分 :清里テラス到着(標高1900m)
9時 :登山開始
10時15分 :牛首山(標高2280m)休憩
10時30分 :牛首山出発
10時45分 :扇山(標高2356.5m)
11時05分 :下山開始
11時15分 :牛首山・休憩
11時45分 :下山開始
12時50分 :清里テラス
14時 :清里駅到着
15時30分 :清里駅出発(小海線)
19時55分 :新宿駅到着(ホリデー快速ビューやまなし号)
今回の旅紹介
今回の高地順応を場面ごと簡単に写真付きで紹介したいと思います。
出発〜宿到着
▼特急あずさ
※今回の写真ではありません。
新宿から乗車できる特急あずさ。あずさ楽です!!乗り換えもなく、座りながらおしゃべりしているだけで、気がつくと小淵沢です。信州・上高地へ行く時にも大活躍です。
▼早めの夕飯
17時30分発の特急あずさの中で、早めの夕飯を食べました。夕飯以外にも、明日の行動中に食べるパンやお菓子を新宿にいる時に買いました。以前行った時の、記憶では清里駅周りに24時間営業のコンビニは見当たりませんでした。そのため、コンビニが本当になかった時に対策です。
▼小海線
※今回の写真ではありません。
夜の時間帯に小海線を利用するので、とにかく空いています。東京方面からの乗り換えには6分程度乗り継ぎ時間があります。走って乗り換える必要はありませんが、トイレはさっと行くか、車内のトイレを利用しましょう。
▼清里駅到着
▼電車が着いた時の様子
写真からも伝わるように、駅のホーム・電車以外真っ暗!!!こんなに暗いとは思ってもいなかったです。必要以上の街灯がないことで、星空が綺麗な街を作れているのかもしれません。駅で見上げても、星は2〜3個しか見えず。。。
▼マッキントッシュまでの道のり
駅を出てすぐの写真です。街灯はいくつかあります。いくつかは。。。
暗いのが苦手な方は、写真からでもわかる街灯沿いの道を進むことをオススメします。この街灯がある道を曲がると一気に街灯の数が減ります。道は見えるけど、真っ暗です。肝試しが苦手な私には怖い道と化します。
夜道が苦手な方は、トレッキングで常に持ち歩くヘッドライトを片手に持って歩きましょう。怖さの原因はお化けが出そうな雰囲気があるのではなく、単純に”都会にはない暗さ”に慣れていないだけです。
▼イメージしていた星空 ※実際の星空ではありません
道を曲がり街灯が少ない道を進むと、肉眼で見える星の数が20個以上になりました。それでも思い描く夜空ほどではなかったです。少し雲があったのかな??残念。
▼清里駅までの電車賃や乗り継ぎを調べたい方
「えきねっと」から自由席・指定席・グリーン車別の運賃や乗り継ぎを調べることができます。
えきねっと:https://www.eki-net.com/pc/personal/transit/wb/ekinet-transit/SearchInput.aspx?src=ekinettop_f
マッキントッシュ
▼外観
暗い夜道でも、特徴的な屋根の形を遠くからでも見つけることができました。受付は階段を登った2階です。
▼部屋の様子 ※出発前
出発前に、部屋の様子の写真を撮りました。使用前の綺麗な写真ではなくて、ごめんなさい。
▼朝食の一部
じゃん!!!朝食の一部です。見た目だけでも、食欲がそそります。この他にもピザトーストやデザート、ドリンクがあり豪華。私以外は全組ペットをお連れでした。アレルギーもなく、普段ペットを見る機会がない方には最高の場所です。今回が私にとって初めて”ペットと同じ空間で食事をする体験”でした。これだけでもハッピーです。
▼ペットと宿泊できる宿ならではの決まりごと
思わず写真を撮ってしまいました。「お留守番」「リード」「うんち」なんて、普通の宿では見ませんよね(笑)言われてみれば納得ですが、普段とは違う環境だなと改めて感じました。
▼宿周辺
宿を出てすぐの場所に「清里森林浴公園」があります。人もおらず、綺麗な場所です。少し進むと橋が見えましたが、今回は奥まで進まず川でのんびりしたら宿へ戻りました。夕方早くに到着し少しでも自然の中に長く居たい方にオススメです。
サンメドウズ清里ハイランドパーク
▼センターハウス(リフトを乗る前にある施設・標高1600m)
下山した時間の写真です。朝一には人がおらず、ひっそりとしています。リフト運行時間になれば、この施設内の清里ベーカリーでパンを買う事ができます。今回は08時40分過ぎに営業を開始していました。
▼パノラマリフト(※写真は下り)
パノラマリフトに乗ると一気に標高1900mまで登れます。往復で1500円。ちょっと高いですが、時間と疲労度のことを考えたら価値があります。写真の左上に野辺山天文台のアンテナがあります。すごく分かりずらいけど、見つけられるかな??
▼清里テラスからの眺め(下山時の写真・標高1900m)
下山時には人が多かったです。人・人・人。8時40分くらいからリフトが動き出しましたが、その時の清里テラスには特別席の椅子に人がいる程度でした。静かな一時を過ごしたいのであれば、9時前に到着していることをオススメします。
▼サンメドウズ清里ハイランドパークのサイト
トップページ→こちら
リフトについてのページ→こちら
施設全体の地図→こちら
アクセス→こちら
清里駅からハイランドパークまでのバス案内→こちら
清里テラス⇄扇山
▼ひたすらなだらかな登りが続きます
▼賽ノ河原(さいのかわら)
途中から山登りらしく急な道が始まり、少し歩くと開けた賽ノ河原に到着です。
▼笹斜面
景色が変わって、笹だらけの道を進みます。斜面が笹の根元で分かりずらくなっています。道を外れると足を踏み外す可能性があるので気をつけながら歩きましょう。
▼倒木
存在感ある倒木を横に、ひたすら登っていきます。
▼牛首山(標高2280m)
牛首山山頂にはベンチが1つあります。少し開けた場所になっています。
▼扇山(標高2356.5m)
扇山山頂の看板は、開けた場所の右手にあります。話をしながら、前だけを見ていると、見落とすかもしれません。ベンチはありませんが、木の根っこがそこら中にあるので休憩することは可能です。
景色
▼赤岳
扇山山頂の木と木の間から、てっぺんを拝む事ができました。
さらに景色を見ようと進むと鎖場や梯子がある場所に行き着きます。マッキントッシュの方も笑顔で「そこから先はよく滑落します」とサラリ言い放つくらい事故が多いようです。私が持つ登山マップにも「事故多し」とありました。初心者の人は、鎖場まで行かずに引き返しましょう!
▼権現岳
牛首山山頂から、見る事ができました。
ヒヤッと箇所
道が狭くなっていた箇所・通りずらかった箇所を紹介します。小学生でも登れる山なので、危険すぎる箇所はありません。とはいえ、よそ見していたり、気を抜いていると怪我につながる箇所もあります。写真を見ただけで、怖いと思う極度の高所恐怖症であれば、実際に通ることは難しいかもしれません。
▼狭い道
▼ルート
▼荒れている道
▼狭い道
▼ルート
▼黄色の点線内を反対側から撮影
OTTO MONTE
▼駅前の出店
※今回の写真ではありません。
写真中央の木でできた尖った屋根が清里駅です。駅前に昼間は出店があります。おそらく、休日のみかな??しかも夕方前には撤収を始めているので、いろんな出店を見たい方はランチ時に行きましょう!15時50分の電車乗る直前だと閉め始めているお店もあるかも。
今回散策した清里マルシェ2017詳細→こちら
▼OTTO MONTEの方々とトウモロコシ
散策中に、OTTO MONTEさんと出会いました。ご主人と甥っ子さんと写真を撮っていただきました。掲載許可もありがとうございます。なぜトウモロコシを持って写真を撮っているかというと・・・以下をご覧ください。
▼朝採りトウモロコシ
みなさんは、トウモロコシを生で食べたことがありますか??私はありませんでした。
なんと、OTTO MONTEさんの朝採りトウモロコシは生で食べれちゃうんです!!人生初めての体験。ドキドキしながら食べてみると、茹でた時の甘さとは違い、水みずしくてジュースのような感覚で食べる事ができました。
スーパーとは違った、ここならではの体験です。
▼巨峰
写真が暗くなっちゃいました。巨峰です。
東京にお住まいのみなさん。巨峰一房500円って考えられますか???安さにビックリして、すぐさま飛びつきました。種無しの巨峰とマスカットが大好きです!!!普段500円で販売されているんではないですよー!もちろん、今回色んな人に知ってもらいたという認知が目的で激安です。とはいえ、お値段以上の味を知るために、OTTO MONTEさんが出店されているか探してみてくださいね。
その他にも、ブルーベリーや特許を取ったつま先温めグッズなどを販売されていました。
▼美味しさの秘訣
美味しさには色々ありますが、「どの時期にとったのか」「どの時間に収穫したのか」など、さまざまな条件で美味しさが変わってきます。フルーツも野菜と一緒で、収穫してからできるだけ早く食べたほうが美味しいんです。採りたてを食べられるなんて、思ってもおらず大興奮。
清里がある北杜市は標高1000mを超える場所が数多くあります。OTTO MONTEさんの農場自体は清里から少し移動した場所にありますが、標高1000mを超えています。この標高がトウモロコシを含めた美味しさの秘訣だそうです。
OTTO MONTEさんのサイト→こちら
清里駅〜新宿駅
清里駅から無事に新宿に到着しました。19時前に到着です。やはり、早く家に着いたほうが次の日の仕事に影響が出なくて嬉しいですね。
▼ホリデー快速ビューやまなし号
※今回の写真ではありません。
清里駅から東京に帰る時、注意点は1つ。夏の時期に、15時50分清里駅発の電車は非常に混み合います。改札入って左手が乗り換える階段に近くなっています。右手は進行方向に対して、後ろの車両になるので若干は空いています。小海線からビューやまなし号までの乗り換え時間は5分ありますが、混雑のため急いで乗り換えないと乗り遅れることもあります。駅に着いてた押し合わずに急いでホームを移動しましょう。今回は始発駅にも関わらず出発が3分ほど遅れました。ちなみに、自由席は車両の前方後方車両の端同士です。
まとめ
17時以降に新宿駅に居られれば、清里に宿泊して次の日2000m以上の高地順応を行う事ができます。帰宅も新宿駅に19時前と比較的早い時間に戻る事ができます。
宿によっては、遅い時間帯のチェックインを受け付けていない場合もあります。事前連絡を行いましょう。
時間が限られている時の登山先にオススメです。